【絵本】2016/1/19 クロコダイルとイルカ
rinのお気に入りの一冊。
作者はドリアン助川さん。
叫ぶ詩人の会、で有名。
北海道剣淵町が舞台の2013年公開映画「じんじん」の劇中で読まれるお話の続きとのこと。
知りませんでしたが。
剣淵町は知る人ぞ知る、絵本の町。
絵本の館という施設もあるんですよ。
嫌われもののクロコダイルがアヤカという名前のイルカに会ったときの「名前があるのはいいなぁ、きっと大切に思われたから名前があるんだ」という台詞は、名前が愛情の証だということを改めて感じさせられます。
最後はクロコダイルは星になってしまうという切ないお話。
3歳になった頃、初めて読んだ時には水族館のイルカショーとだぶるのか、イルカだ〜と喜んで何度も聞きたがりました。
割と楽しい話として聞いている感じ。
それが3歳後半の今読み聞かせたら、反応は一変。
「なんでクロコダイルはお星さまになったの?」「イルカのアヤカはどこに行ったの?」「お星さまになったってどういうこと?」と質問の嵐でした。
でも、最終的に自分なりに結論を出して「死んじゃったのはかわいそうだけど、お星さまになったらずっと見ていられるね」といっていました。
子供の成長を感じます。
切ないお話は特に、対象年齢にあった本を選ぶことも大事かもしれませんね。
死をいたずらに怖がらせないためにも。